2015年 07月 04日
日光&東京1日目②
わーん、天気予報通りだけど、もっと後に降ると思っていたのに~。この後は降ったり止んだりと、土砂降りじゃないけど、スッキリしないお天気です。拝観料1,300円と結構な料金です。
東照宮は、見所が多いので迷わない様に、図書館でお借りした『るるぶ』を参考に見学。
三猿(神厩舎)…「見ざる・言わざる・聞かざる」で知られる猿の彫刻。昔から猿は馬を守るとされ、厩で猿を飼う習慣があったため、猿の彫刻が彫られたと言われている。東照宮唯一の素木彫り。
猿の人生劇場。
上神庫の想像の象…狩野探幽が実物を見たことがなく、想像で下絵を描いたことが名の由来。象が選ばれたのは、江戸時代の神庫の名称が御宝蔵。この蔵(ぞう)と象の語呂合わせと言う説が有力だとか。
残念ながら陽明門は工事中。事前に確認済みでしたが、あと数年工事のようなので仕方ない。でも、工事中に出現した東西の壁画が特別公開なので、これを観ておきましょ。
宝暦の修理(1749~1753)の歳に、狩野祐清によって牡丹唐草から、東側:岩笹梅と錦花鳥、西側:大和松岩笹と巣ごもりの鶴に描き直された。寛政の修理(1796~1798)の修理の際に牡丹の浮彫で覆われた。東側の絵は昭和の修理で確認されたが、西側の絵は、215年振りに姿を現した。
しかし、至近距離でガラス越しに観るので、反射して分かり難い~。
眠り猫…伝説の名工・左甚五郎作と伝わる。雀が安心して遊べるような平和な世の中を願い、眠り猫が彫られたと言われる。
見る場所によって猫の表情が変わると書かれていたけど、あまり分からなかったです^^;
奥宮(おくみや)…家康公の墓どころ。宝塔の周りは、特に気が集まっていると言われる境内隋一のパワースポット。
宝塔
叶杉(かのうすぎ)
唐門…貝をすりつぶした胡粉(ごふん)と言う白い粉で覆われた本社の表門。紫檀や黒檀を使い、寄木細工で造られている。間口3m、奥行2mと小規模だが、彫刻は611体と陽明門より多い。
本社(ほんしゃ)・・・祭典が行われる東照宮のもっとも重要な建物。内部は撮影不可。
本地堂(薬師堂)の鳴龍…狩野永真安信が描いた絵が焼損し、堅山南風が復元した龍の墨絵。龍の頭の下で拍子木を打つと「キィーン」と言う甲高い音が反響する。
突き当りの建物が本地堂
撮影不可でしたが、湿度の高い日の方が反響し易いので、今日みたいな日は良いらしい。この反響音に似た音の出る鈴付のお守りも売られていて、1,000円。特別色の金色は個数限定で2,000円。「今夜のぴったんこかんかんで特集されるから、ぜひ買って行ってください~。」との宣伝付で、少々興ざめ。
神輿舎(しんよしゃ)…春秋渡御祭で使われる三基の神輿を収蔵。天井に「天女舞楽の図」が描かれている。
石鳥居…東照宮の表玄関。高さ9m、柱の太さ3.6mもあり、江戸時代の石鳥居の中では最大規模。扁額の大きさは畳1畳分もある。九州筑前の黒田長政が奉納したもの。
五重塔…1650年小浜藩主酒井忠勝が寄進。のちに焼失し、1818年に再建された。高さ36m。
内部見学は300円なので入ってないけど^^;
続いて、二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)…
縁結びの御神木…杉の木と楢の木が合体した不思議な木
境内はこの時期らしく茅の輪くぐりが!
夫婦杉
親子杉
神苑の入場料は200円だけど、時間が押して来たのでパス。
続いて輪王寺大猷院(りんのうじたいゆういん)へ。三代将軍家光の廟所。「東照宮を凌いではならない。」と言う家光の遺言により、控えめな造りだが、細部にこだわった意匠は見事。仁王門、二天門、夜叉門、唐門、家光の墓どころがある奥の居んへの入り口である皇嘉門(こうかもん)が順番に現れる。
輪王寺券(三仏堂・大猷院)900円を購入しようと思ったら、「もう遅いから輪王寺券は販売してない。」そうで、大猷院550円のみ。この時点で午後3時。5時まで開館なら、30分前くらいまでなら入場券を売ることが多いと思うんだけど、どれだけ広い敷地なんだろう?と思いながら、入場券を購入し、見学へ。
夜叉門…大猷院の3つ目の門
四体の夜叉像。青赤緑白の4色。それぞれ異なる装いや手に持つ物が異なる。
東(緑)…阿跋摩羅(あばつまら)
西(白)…健陀羅(けんだら)
南(赤)…毘陀羅(びだら)
北(青)…烏摩勒伽(うまろきゃ)
牡丹唐草の彫刻が美しい。
細かいところの彫刻も凄いです。
撮影不可だったので撮ってないけど、初公開だったようです。
展望所から一望できる灯篭が並ぶ。人界庭園の眺めは新緑も映えてきれいでしたが、昔なら上げれなかったんですね。
日光山輪王寺…4時頃行ったら、既に入場券販売終了。「るるぶ」にも閉門1時間前と書いていたので、早めの受付終了のようです。天気も怪しいし、ここも修復中だったので早めにホテルに移動することに。
輪王寺の場所がどうして離れているのかと思っていたら、この解説を読んで理解出来ました。
当初は17時25分の中禅寺湖行きのバスに乗る予定だったけど、1時間早く日光に着いたので、早めに見学終了です。
16時のバスで日光駅に戻って、25分の中禅寺湖行きのバスに乗り換えようと思ったら、帰りは逆回りで、日光駅に着いたのは20分過ぎ。大急ぎでコインロッカーから荷物を取りだし、ギリギリ25分のバスに乗れました。次は1時間後だから、助かった。
中禅寺のある奥日光までは、1時間近くかかるので、どんなバスだろう?路線バスと同じかな?と思っていたら、路線バスよりは立派だけど、高速バス程ではないバスでした。ギリギリ飛び乗ったけど、何とか席を確保。8割方は埋まっていたので、利用者は多いようです。いわゆる高速バスじゃないので、シートベルト着用等は言われなかったけど、ヘアピンカーブのいろは坂を通るので自主的にシートベルト着用(笑)どんな坂かな?と見ていたら、確かに結構な坂道で酔いやすい人は酔うんじゃないかと?カーブごとに目印らしきのも立っていたけど、対向車が居ないなぁと思っていたら、いろは坂は登りと下りは別の一通のようです。紅葉の季節は大渋滞らしいけど、オフシーズンのためか比較的空いていて、ほぼ予定通りに中禅寺湖へ到着しそうだな~と思っていたら、日光レークサイドホテル前で停車するとのアナウンス。口コミに停車すると書いていたけど、どの時間が停車するのか分からなかったんだけど、中禅寺湖行きは往路だけ停車するみたい。帰りは徒歩2~3分の中禅寺湖バスターミナル発。17時過ぎに到着したけど、残念ながら、到着時は雨で、しかも寒い~。早めに着いたので大浴場で温まって夕食でもと思っていたら、大浴場は16時50分から18時半まで修学旅行生の貸切とのこと。あらら…タイミング悪いなぁ。
最近、大阪へ行く時はいつも、遅くても羽田発7時半には乗っている私です(^-^;
安いので、頑張って早起きしています(笑)
東照宮は、修学旅行と社会人になってから一度友人たちと行っていますが(後は側までは行っても入っていない(^-^;)、三猿、眠り猫、鳴龍くらいしか記憶にありません(^-^; 修学旅行はともかく、友人たちと行った時はいろいろと見てるとは思うんですけど、、、
改めて、広くて見どころたくさんですね。
東照宮は、やっぱり関東圏の方には修学旅行先なんですね(笑)私も『るるぶ』を見ながら見学したのでふんふんと言う感じでチェックしましたが、友人達とおしゃべりしながら見学だと見落としている箇所が多いんじゃないかと思います。
東照宮は入場料が高い上に、商売っ気があり過ぎて残念な気がしますが、陽明門が修復されたらまた行ってみたいですね。