「少年H」

今日は水谷豊・伊藤蘭夫妻が実際の夫婦役で出演が話題になっている「少年H http://www.shonen-h.com/」の試写会@エルシアター。エルシアターは天満橋にあるので、「昨日だったら(天満橋は、天神祭の最寄駅の一つ)大混雑で、試写会行くのも大変だったろうね~。」と話したのですが、今日は普段通りの人の多さでホッ。
ちなみに少年HのHは主人公の妹尾肇(はじめ)のイニシャルHのことです。

解説
 エッセイストとしても活躍する舞台美術家・妹尾河童の自伝的ベストセラー小説を「鉄道員(ぽっぽや)」「あなたへ」の降旗康男監督で映画化した感動の家族ドラマ。軍国主義に染まっていく戦時下の神戸を舞台に、激動の時代を強い信念と大きな愛情に包まれてたくましく生き抜いた少年と家族の愛と絆を描く。出演は主人公の少年H役にTV「カーネーション」の吉岡竜輝、その両親役に結婚後初の共演でも話題となった水谷豊と伊藤蘭。
 昭和初期、異国情緒あふれる神戸。胸に名前の頭文字“H”が大きく刺繍されたセーターを着る少年・妹尾肇(H)は、洋服の仕立屋を営む父・盛夫とクリスチャンの母・敏子、2歳下の妹・好子の家族4人で楽しく元気いっぱいの毎日を送っていた。仕事柄、外国人との付き合いも少なくない盛夫は偏見や周囲の空気に流されることなく、自分の目で見て考えることの大切さをHに教えていく。そんな中、時代は急速に軍国化の道を突き進み、次第にHの家族や周囲の人々にもその影響が及び始めるが…。
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あらすじ
 昭和初期・神戸。洋服の仕立屋を営み、柔軟な考えを持ち、家族を温かく見守る父親・盛夫(水谷豊)。大きな愛で家族を包 む母親・敏子(伊藤蘭)。そんな二人のもと、好奇心旺盛に育つHこと肇(吉岡竜輝)と妹の好子。幸せに暮らしていた4人だったが、やがて戦争がはじまり、軍事統制も厳しさを増し、おかしいことを「おかしい」と、自由な発言をしづらい時代となっていく中、盛夫は、周囲に翻弄されることなく「おかしい」「なんで?」と聞くHに、しっかりと現実を見ることを教え育てる。
 中学校に入 ったHを待っていたのは、軍事訓練ばかりが続く毎日だった。盛夫は消防署に勤めるようになり、敏子は隣組の班長に、そして 好子は田舎に疎開することになるなど、戦況が不利になるにつれ、それぞれの日常が激変してゆく。ついに神戸も大空襲に襲 われ、終戦を迎えたとき、街は見渡す限り焼け野原になっていた。その中で、神戸も新しく生まれ変わろうとする。そして、Hの 一家も、小さいが確かな一歩を踏み出していく。




 この映画は神戸が舞台の戦時中のお話なのですが、戦前にあんなにハイカラな家があったのか?と少々びっくり。
 またキリスト教に傾倒していて洋風な生活を良しとする伊藤蘭さん演じるお母さんは「家の中では関西弁ではなく標準語を話なさい」とか「普段からフォークとナイフを使って食事をしていたら将来洋食を食べる時に困らないでしょう。」とか言っている割には着ているものは着物だったり、戦後15歳になった肇はすっかり大人びて家を出て独立すると言っていたのに、2歳しか違わない妹は戦災者住宅の空き地で縄跳びをしたりと、13歳なのにちょっと幼さすぎ?と言う点など、少々突っ込みどころはありましたが、前評判通り良い映画でした。
 
 戦争映画はたくさんあるけど、これは劇中の主人公が真っ向から「高いビルや日本よりたくさんの車が走っているアメリカと戦争したって負けるに決まっている。」と声高に叫んでいる辺りは、これまでの戦争映画とは違った印象です。
 どちらかと言うと水谷豊さん演じるお父さん役のように心の中では思っていても声に出して言えないと言うか…。戦争の銃撃戦は映画などで良く見る光景ですが、空襲(映画内では神戸空襲)のシーンはあまり見たことが無かったので、印象的でした。戦時中は空襲による火災に備えて、バケツリレーの練習とかをしていたけど、Hの言うように「空襲による火をバケツの水で消そうとするなんてバカバカしい」と言うか、追いつく訳ないですよね。
 主役の男の子の雰囲気が上の甥っ子に似ていて微笑ましかったのと、甥っ子もそうですが、今どきの子だから足が長いわ~と思ったのでした。
 
 クスッと笑えるエピソードが随所に盛り込まれていたので、戦争映画にしては号泣と言うことは無く、じんわりするような映画でした。水谷豊さん演じる妹尾盛夫役、原作は読んでないので分かりませんが、イメージにぴったりくる役でした。
by ajisai0614 | 2013-07-26 00:00 | エンタメ | Comments(0)