「ももへの手紙」

 今日は「ももへの手紙」@御堂会館。アニメだけど、ジブリ作品だし、失礼ながらそんなにハズレはないでしょうと見に行ったところ、思いのほか良かった&面白かったです。

 まず、舞台が瀬戸内海の島と言うのが良い!! 瀬戸内の島の素朴な街並みと広島弁が良い味を醸しだしています。アニメだけど、瀬戸内海の景色が丁寧に描かれていて、瀬戸内海に面した香川に生まれ育った私には街並みとともに軽トラやキャリー、屋根裏の雰囲気など懐かしい景色が広がっていました。大阪で生まれ育った後輩のSさんは、そうでもなかったようです。
 そして、実在の製品やメーカーのパクリが面白い。例えば、島へ渡る時に手に持っていた「おーいお茶」が「よーしお茶」。引越の「アート引越センター」→「アース引越センター」。ナショナル(今はPanasonicだけど)→ナチュラル、栄養ドリンクのグロンサン→クロンサン、洗剤のアタック→アタッチだったかな?、その他、雪印が星印など、若干パクリ?と言う点も併せて面白かったです。

 もも(声:美山加恋)と向かって左から妖怪のイワ(声:西田敏行)、カワ(声:山寺宏一)、マメ(声:チョー、だけど、カトちゃんに見えてしょうがなかった私)
「ももへの手紙」_a0100706_2149536.jpg
 
 あらすじ: 事故で父親を亡くしたももは、11歳の夏に母(声:優香)と2人で東京から瀬戸内の小さな島(汐島)へとやって来る。彼女の手には、「ももへ」とだけ書かれた父からの書きかけの手紙が遺(のこ)されていたが、その真意はついにわからずじまいだった。ももは仲直りできないまま逝ってしまった父親のことで胸がいっぱいで、慣れない場所での新しい生活になかなかなじめずにいた。




  妖怪の「見守り組」、東京から瀬戸内海の島に越してきた友達のいない、ももにとってお友達と言うか励ます役だと思っていたら、案外とそうでもなく、実は迷惑な妖怪だったりしたのも意外。最後には力になってくれたんだけど、台風の近づく暴風雨の中、四国側につながっている橋(映画なので実在しない橋名だったけど、位置的にはしまなみ大橋?)をオートバイ(しかもノーヘル)で渡ったりとそれはないでしょう?と言うシーンもあったけど、全体的にはほのぼのと温かい気持ちになれる映画でした。そうそう、妖怪達が見えるのは「もも」と、陽太(ももの同級生で島の少年達のリーダー格)の妹の海美ちゃんだけ。
 ちなみに瀬戸大橋や明石大橋、しまなみ海道、日本全国同じだと思うけど、一定以上の風速になると通行止めになるので、映画のようなシーンはありえないです。普段は穏やかな瀬戸内海も台風の時は荒れるので、子供の頃から何度か船が欠航(遅延)や橋が通行止めなどに遭ったことがあるので、つい突っ込んでしまいました(笑)
 そして、お父さんについひどい言葉を言ってそれが最期の言葉になるなんて、私でも辛すぎます。
 ちょうど昨日、父が電話でエクセルのことを聞いてきて、30分×2回の長電話でついイラッとして「もう、分からないんだったら今度帰った時に説明するから、今度にして。急ぐんだったら(お父さんの)会社にPC持って行って会社の女の子にでも聞いて!私これ以上説明するの無理。」なんて、きついことを言ってしまって悪かったなぁ~と反省したのでした。
 それにしても優香さんが母親役の声優って、若いと思っていた彼女も、もうアラサ―だったんですね^m^
by ajisai0614 | 2012-04-10 00:00 | エンタメ | Comments(0)