「ハート・ロッカー」

今日は、第82回アカデミー賞作品賞&監督賞を含む6部門を受賞した「ハート・ロッカー」を見てきました。個人的には、アカデミー賞作品賞を取っていなかったら、見に行くことはなかったタイプの映画ですが、見に行って良かったと思います。

解説&あらすじ
「ハートブルー」「K-19」のキャスリン・ビグロー監督が、死と隣り合わせの日常を生きるアメリカ軍爆発物処理班の男たちの姿を力強く描き出した緊迫の戦争アクション。テロの脅威が続く混沌のイラク・バグダッドを舞台に、爆発処理チームのリーダーとして新たに赴任した破天荒な主人公ら3人の兵士が尋常ならざるプレッシャーに晒されながら爆弾解除に取り組むさまを、徹底したリアリズムで生々しくスリリングに捉えていく。主演は「28週後...」のジェレミー・レナー。共演に「ミリオンダラー・ベイビー」のアンソニー・マッキーと「ジャーヘッド」のブライアン・ジェラティ。

 2004年夏、イラクのバグダッド郊外。アメリカ陸軍ブラボー中隊の爆発物処理班では、任務中に殉職者が出たため、ジェームズ二等軍曹(ジェレミー・レナー)を新リーダーとして迎え入れることに。こうして、サンボーン軍曹(アンソニー・マッキー)とエルドリッジ技術兵(ブライアン・ジェラティ)を補佐役とした爆弾処理チームは、任務明けまで常に死の危険が孕む38日間を共にしていく。しかし、任務が開始されると、ジェームズは遠隔ロボットを活用するなど慎重を期して取るべき作業順序や指示を全て無視し、自ら爆弾に近づいて淡々と解除作業を完遂。任務のたび、一般市民かテロリストかも分からない見物人に囲まれた現場で張り詰めた緊張感とも格闘しているサンボーンとエルドリッジには、一層の戸惑いと混乱が生じる。そして互いに衝突も生まれるものの、ストレスを発散するように酒を酌み交わし、謎めいたジェームズの一面も垣間見ることで理解を深め結束していく3人。だがやがて、任務のさなか度重なる悲劇を目の当たりにしたことから、ある時ジェームズは冷静さを欠いた感情的行動に走り、3人の結束を揺るがす事態を招いてしまう…。




 仕事帰りに見るには、かなり重そうな内容なのでどうだろう?と思ったものの、先に見た同僚に聞いたら、「確かに重いけど、見て良かったと思うし、大画面で見た方が迫力あるよ。でも「ダーリンは外国人」(試写会に一緒に行きました。)と比べたら、映画って色々あるなぁと思うわ。しかも女性の監督があの作品を撮ったって言うのが凄いわ。」とのことだったので、やっぱり千円の日に見に行くことに。
 もちろん私も同僚も「ダーリンは外国人」も良い作品だと思うし、お勧めの映画です♪

 で、戦争映画ですが前線でドンパチするシーンではなく、イラク国内に仕掛けられた爆弾を処理する「アメリカ軍爆発物処理班」が主役なのですが、それでもいつでも無事に爆発物を処理出来る訳ではなく、劇中も何人も亡くなります。
 上映の初めからカメラワークがアメリカ軍兵士の目線なので疲れますが、その分自分もイラクのその場所にいるような気がして臨場感はたっぷりあります。
 それにしても、戦争時にはどちらが敵か味方か分からないので、全てのことに疑ってかからないといけないのは疲れますね。映画と分かって見ているだけでも疲れるのに、実際現地で目の当たりにするとどの人がテロリストでどの人が一般市民なのか分かりません。
 またこの作品を見ているとアメリカ軍はイラクの人民のために爆発物を処理しています風に描かれているので、アメリカ以外の国の人達が見ると違和感を覚えるかも?
 しかし、そう言った点を差し引いてもこう言う職種があると言うこと、実際のイラクではこう言ったことがあったと言うことを平和ボケの私達が知ることが出来て良かったと思います。
 劇中、多分テロリストに殺されたイラクの子供の遺体をアメリカ軍が片付けようとするのですが、その子供のお腹の中にも爆弾が仕掛けられており、それを取り出して、子供を葬ってあげようとしたシーンなんかはとてもグロテスクで、これが女性監督が撮ったのかと思うと凄すぎると思いました。
 イラク戦争の是非はともかく、また万人受けしない映画だとは思うけど、見ておいて損はない映画だと思いました。映画は娯楽と思って見ると楽しめませんが、ドキュメンタリー作品を見ていると思えば良いかと思います。
by ajisai0614 | 2010-04-07 00:00 | エンタメ | Comments(0)