大連&旅順 1日目②

 空港から市内に向かう途中の街並みは、他の中国の都市と同じく、想像していたより高層ビルが多く、都会でした。ガイドさん曰く「昨日はマイナス15度でしたが、今日は暖かいですね。」と言われ、助かった~。でも機内放送でマイナス3度と言っていたので、寒いことは寒いですが、風がないので、思っていたよりは寒くない。
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 20分で市内に到着し、まずは中山広場を旧ヤマトホテルから眺めて、旧ヤマトホテル内の見学(50元)です。ヤマトホテルと言うのは大連や旅順にもあり、昔の日系チェーンホテルのようでした。ちなみに今も大連賓館と言うホテルで営業中。
旧ヤマトホテルより、中山広場を眺める。
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 外観は古かったけど、ロビーは古き良き時代と言う感じで、シャンデリアが立派でした。
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ヤマトホテルの案内係りの方の説明を受けながら、貴賓室(他の建物に比べると天井が高くて、立派)、陳列室(宝物や古い時代の写真など)なども合わせて見学できました。貴賓室には、中曽根元首相や村山元首相、故金正日総書記とかも来られたそうです。
ホテルの案内係りの方は堪能な日本語で「あの人は悪いこといっぱいしたから、長生き出来ないねー。(中曽根さんや村山さんは)悪いことしてない人は、長生きするねー。」と日本人相手のリップサービスかもしれないけど、こんな発言が出てくることにビックリでした。
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 陳列室は撮影不可だったのですが、満鉄時代の懐中時計をおもむろに売り始めたのはビックリ。オメガ製らしいけど、1個5,000円って怪しいですよね。買われている方もいらしたけど^_^;
 その他、溥儀や川島芳子(溥儀の従姉妹で中国人だけど、日本人の養子になった為、川島姓を名乗っている)などが宿泊した部屋を見学。ベッドは割と小さく、夏は涼しそうだけど、冬は寒そうなおはじきをつないだようなマットでした。ベッドルームの隣の部屋には台北の故宮博物院で見たような彫象牙のような置物も置いてありました。こちらのは白檀製?高いけど売っているそうみたい。
参考までに台北の故宮博物院のお宝(画像は台北ナビから拝借しています。大連の方はここまで精密ではないし、手で触って持ってもオッケーと言う気楽さ(笑))
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 続いて、旧満鉄本社へ向かいます。外観からの見学のみ。大連&旅順 1日目②_a0100706_1212520.jpg

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旧満鉄本社の周辺も高層ビルがいっぱい。
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向かいに見える茶色の建物は、大連日報社(旧満州日報)です。
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大連では、当時の路面電車が今も現役で走っています。欧州で見かける低床タイプの新型の路面電車もあります。
ちなみに日本統治時代には、緑色の車両に乗れたのは日本人だけ。中国人やロシア人は赤色の車両に乗らないといけなかったそうで、アパルトヘイトを思い出すような政策だったのですね。もちろん今は廃止されています。




続いて旧日本人街へ。旧日本人街と言っても2種類あるようで、満鉄の社員とか比較的裕福な方が住んでいた地域と、一般の方が住んでいた地域があるようです。一般の方が住んでいた地域は車窓から見ただけですが、今はほとんど面影がありません。屋根が日本風と分かる位。
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今回行ったのは比較的裕福な方の住んでいた旧日本人街で、綺麗に整備されています。
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でも高いし、中国人の富裕層の方はこの地域に住んでいる(=金持ち。犯罪に巻き込まれる恐れあり)と思われたくないために、郊外の高級マンションに住んでいるそうです。
ドイツ領事館跡?
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こういう日本風の置物があちこちにありました。数日前に降った雪が残っています。でもこちらは年に数日しか雪は降らず、そんなに積もらないそうです。西日本と比べると寒いけど、豪雪地帯に住む人にとっては、雪かきの必要のない大連は住みやすいかもしれないなぁと思ったり。ちなみに夏は梅雨もなく、湿度も低く快適だそう。
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そんな訳で、こちらに入居しているのは、お土産物屋さんや飲食店ですが、空き家も多いです。
ガイドさんによると「大連市は、近々こちらを再開発して、整備し直すそうなので、次回来た時は街並みが変っているかもしれませんね。」とのことで残念ですね。

 写真を見てもお分かりのように、大連は坂の多い街です。なので中国名物?の自転車やバイクはほとんど見かけません。冬季は路面が凍結して危ないと言うのもあるけど、坂が多いので所有している方が少ないみたい。実際滞在中に自転車やバイクに乗っている方はほとんど見かけませんでした。
この日はお天気も良く日向にいると思っていたより寒くない。でもそろそろお手洗いに行きたいなぁと思っていたら、トイレ休憩も兼ねて茶芸店へ案内してくれました。
 格安ツアーなので、多少のお土産物店巡りは仕方ありませんね。「茗香園」と言うお店では8人ずつ3部屋に分かれて、お茶の説明。
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途中社長さんが出て来られて挨拶。「流ちょうな日本語をしゃべるね~。」と母にボソッとつぶやいたところ「あの人は日本人じゃないの?」と言われ、「そう?」などと話していたら「あっ、私日本人です。11年前に家内と大連に来て気に入ったのでそのまま住み着いて、今年80歳になります。」とのことでビックリ^_^;

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何種類かのお茶を試飲させてもらい、飲み慣れたウーロン茶は飲みやすいけど、一葉茶とかは苦くて微妙。一葉茶は、一枚一枚手摘みで、手巻きのため、普通のお茶っ葉と形が違います。初めて見たけど、このまま口に入れても痛み止め代わりになるそうで、薬草みたいなお茶だなぁと思っていたら、同じツアーのおじさん(60歳過ぎ)秋に来た時に買って良かったから、今回これを買いに来たんです。」と1箱4,000円相当を5箱お買い上げ。5箱購入で1箱プレゼントだそうですが^_^;
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説明が終わった後、急に接客の人が増えて、売り込む気満々。1袋3,000円位からと割とお高いのでお手洗いに行くふりをして、席を外したのでした(笑)
by ajisai0614 | 2012-02-12 00:01 | '12年2月 大連&旅順 | Comments(0)