2011年 12月 14日
「私だけのハッピー・エンディング」
解説: 突然ガンを宣告されたキャリアウーマンが、残された時間に苦悩しながら自身の人生を見つめ直すようになる姿を描いた切ないラブストーリー。不治の病に侵されたヒロインには、『あの頃ペニー・レインと』のケイト・ハドソン、彼女を不器用ながら温かく見守る主治医を、『バベル』のガエル・ガルシア・ベルナルが演じる。共演には『ゴースト/ニューヨークの幻』のウーピー・ゴールドバーグ、『アバウト・シュミット』のキャシー・ベイツら実力派が脇を固める。
あらすじ: 恋に仕事に順調な日々を過ごす30歳のキャリアウーマン、マーリー(ケイト・ハドソン)は、ある日突然ガンを宣告される。友人や両親の前ではいつも通りの笑顔で明るく振舞っていたが、刻々と進行していく病状に動揺を隠すことができない。死の予感におびえる中、主治医のジュリアン(ガエル・ガルシア・ベルナル)との出会いが彼女の心を癒やしていく。
映画とは関係ないけど、ジュリアン役のガエル・ガルシア・ベルナルって、ジュリアロバーツに見えませんか?
この角度とか。
あと、ヴィニー役だったピーター・ディンクレイジ氏。CG?小人症?と思っていたのですが、小人症だったのですね。(Wikiによると身長135センチ)
「30歳で大腸癌になり、余命半年と言う、普通なら暗く悲しい話だけど、泣けるように作りすぎてなくて良い。」と言う口コミで評判は良いようだったので、どんなあらすじなんだろう?と思って見たところ、前半は下ネタが満載で意外な感じでしたが、後半になるにつけ、両親や友達、彼に感謝し…。時々空想のシーンになり、ウーピー・ゴールドバーグ演じる神様とのシーンもなかなか面白い。日本のドラマや映画で余命半年とかの主役なら、徐々に痩せて、やつれていくだろうけど、この主人公は特に痩せたりしていないので、そんなに悲壮感は感じません。もちろん顔色の悪いメイクをしているので徐々に病魔に侵されてきた雰囲気は分かるけど。
結局、最期の時を迎えるのだけど、自分で演出した楽しいお別れセレモニーを離れたところから、ウーピー・ゴールドバーグ演じる神様と見つめていると言う状況でエンドなのですが、タイトル通り「私だけのハッピー・エンディング」となったのでした。
試写会の会場では、涙を拭く用のポケットティッシュが配られたのですが、私にとっては号泣と言うような内容ではなかったです。でもじんわり涙は流れてくるような内容で、重いテーマにも関わらず、そんなに暗い気持ちにならなかったのはやっぱりアメリカ映画だからでしょうか?ニューオーリンズが舞台なので、それっぽい音楽(ジャズとかブラスバンド風の)が流れていていたのも印象的でした。
しかし30代でシングルのキャリアウーマン。しかも名前も私と重なっているし!?もっとも私はマーリーほどキャリアウーマンでもないし、はじけた生活は送ってないけどね。幸い病気にはなってないけど、検診も行って身体のメンテナンスをしておかなきゃとも思えた映画だったのでした。
地味ながらも私らしい生き方を考える機会を与えてくれた、良い作品だったと思います。