「スリーデイズ」

 今日は、9月23日公開の「スリーデイズ」の試写会@ABCホール。同日開催だった「西方笑土」の公開録画の招待券は後輩Aさんに譲ったところ、「頂いて良いんですか?!」と大喜びして行ってくれたので良かったです(笑)
 試写会は別の後輩Oさんと一緒に♪

 映画の感想ですが、妻を脱獄させるために、周到な用意をしつつも、一般民が犯罪に手を染めるので心理描写と音楽&映像が上手く描かれていて、ハラハラドキドキで、あっという間の2時間15分でした。
 個人的には、臨場感を感じられる劇場で見ることをお勧めします。ちなみに前売り券の特典はLEDライトだそうで、実用的で良いと思います。
脱獄を計画する時の地図↓
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『告発のとき』のポール・ハギスが監督・脚本を務める本作は“隠れた名作”と評判の高い2008年のフランス映画『すべては彼女のために』のリメイク。本作でも犯罪や暴力とは無縁の一般人が“妻を脱獄させる”という設定なので、アクションスターのラッセル・クロウにあえてアクションを封殺させている。妻を救うためとはいえ、一般人が犯罪に手を染めるには大きなハードルがあるだろう。犯罪組織にツテもない主人公が最初にインターネットで調べたりするリサーチ部分は、私たちも考えつきそうな感じだが、失敗して恐怖に身がすくんだり、犯罪者にひどい目に遭ったりするところがリアル。ここを丁寧に描かないと、主人公が妻を脱獄させようとする後半が、絵空事にしか見えなくなってしまうからだ。

解説 - スリーデイズ
無実の罪で投獄された妻を救うため、命懸けの脱獄計画に挑む男の姿を描く「告発のとき」のポール・ハギス監督作。出演は「ロビン・フッド」のラッセル・クロウ、「やさしい嘘と贈り物」のエリザベス・バンクス、「ボーダー」のブライアン・デネヒー、「24アワー・パーティ・ピープル」のレニー・ジェームズ、「トロン:レガシー」のオリヴィア・ワイルド。

あらすじ - スリーデイズ
ある朝、ピッツバーグで愛する妻子とともに幸せな毎日を過ごしていた大学教授のジョン(ラッセル・クロウ)の家に警察が突入、上司の殺人の容疑で妻のララ(エリザベス・バンクス)が逮捕されてしまう。それから3年。ジョンは一人で息子ルークを育てながら、妻の無実を証明するため懸命に奔走していた。だが、裁判では彼女に不利な証拠が提出され、覆ることなく遂に殺人罪は確定。絶望し、獄中で自殺未遂を起こした妻をみてジョンはある決断を下す。「彼女の人生と家族の幸せを取り戻す」それは命を懸けた決断だった。ジョンは生活の全てを犠牲にし、孤独や恐怖に苛まれながら、綿密な脱獄計画を練り上げていく。チャンスは1度。ララ移送までのわずか3日。しかし、脱獄計画を嗅ぎつけた警察はジョンの周囲にも捜査の手を伸ばしていた。果たしてジョンは警察の追及をかわし。計画通りに難攻不落の刑務所から妻を救い出すことができるのか……。




 偽パスポート、社会保障カード、免許証などがお金を払えば手に入ったり、銃も手に入ったりとこう言った辺りはアメリカらしい?まぁ日本でもお金を払えば手に入るのかもしれませんが。そして、you tubeで鍵の開け方指南を調べたりして、犯罪を助長するのではないかと心配したりしました。
 アメリカの囚人服、女性だけかもしれませんが、ジャージみたいでちょっとお洒落な感じ。なんて言うと不謹慎?
 出入国審査の際の入国審査官側の様子が垣間見られて興味深かったです。
 カーナビが英語で動物園まで道案内してくれるシーンがあったのだけど、英語のカーナビも日本語と同じね~と妙に感心。
 
 家を出る時、地図の一部のみをゴミ箱に捨てて行ったのだけど、足がつかないように全部車に積み込んだら良いのに…と思っていたけど、これは捜査をかく乱させる為だったよう。つまり、残された地図にハイチの大統領府が写っていて、これを見た警察が「逃亡先はハイチだ!」と思うのだけど、結果は外れ。てっきり、元脱獄犯に教えてもらったイエメンに逃亡するのかと思っていたら、行先は多分ベネズエラ(機内でカラカスまで○○時間と放送されていたから。)
 ほぼ計画通りの脱獄が計算違いだったのが息子のルークが動物園に連れて行ってもらい、いなかったこと。てっきり置いて行くのかと思ったら、ララの信じられない行動により、無事合流できてホッ。
あと、夫婦と子供連れの車の検問を突破するために、老夫婦を一緒に乗せて検問を通過したりと、かなり頭を使うと言うか機転が利かないといけないなぁと思ったり。
 ただ、最後のシーン(今更ながら駐車場から排水溝に流れていったボタンを探したりするシーン)でやっぱり妻ララは殺人を犯してなかったのね・・・と思いながらも、こう言う風に見ると冤罪もあるのね…と考えたり。
 ジョンの気持ちを考えると脱獄は正当化できるけど、やっぱり脱獄(まして殺人や強盗を働くの)はどうだろう?と複雑な気持ちで見終えたのでした。
 そうそう、ラッセル・クロウ、「グラディエーター」の印象が強かったけど、すっかり太ってしまって^^; でもその体型ゆえに大学教授らしい平凡な雰囲気には合っていたかな。あと、ルーク役の子役の子目がくりっとして女の子のように可愛らしかったです。子役と言えども演技は素晴らしかったですよ。
by ajisai0614 | 2011-09-05 00:00 | エンタメ | Comments(0)